糖尿病用キャットフード

ネコちゃんに増えている糖尿病

糖尿病は、食べ物として取り入れた糖を体内でうまく代謝できない病気で、血液中に含まれているブドウ糖の割合(血糖値)が異常に高くなり尿の中に漏れ出すようになります。
血糖をコントロールするホルモンのインスリンが正常に分泌されないことが原因で、急激に血糖値が上昇することで症状が悪化します。
そのため、血糖値を一定に保てるように投薬や食事療法で血糖コントロールを行う必要があります。

糖尿病の発症には、生活習慣や遺伝、体質なども関係していると考えられていますが、肥満ネコちゃんは通常のネコちゃんより5倍もリスクが高くなるといわれています。
近年の肥満ネコちゃんの増加に伴い、糖尿病になるネコちゃんも増えています。

糖尿病用のキャットフード

糖尿病用キャットフードは、高たんぱく・低カロリーに作られています。

たんぱく質は、丈夫な筋肉を作り内臓の健康維持や体を動かす為に必要なエネルギーになります。
たんぱく質の摂取が少ないと、ネコちゃんはあまり動かなくなるので運動量が減ってしまい体重増加につながります。
どんどん動いてもらうために、良質なたんぱく質を摂ることはとても大事です。

糖尿病を治療するにあたって肥満は大敵。
そのため、糖尿病用のキャットフードは体重を適正に保つために低カロリーになっています。
肥満を解消することでインスリンが正常に働きだして糖尿病の症状が現れなくなることが多いといわれていますので、体重を落とすことは健康体への近道です。

血糖値をコントロールする栄養素を配合

糖尿病用のキャットフードは、血糖値をコントロールする栄養素がバランスよく配合されています。

(1)高たんぱく食・低炭水化物食
ネコちゃんはたんぱく質と炭水化物を同時に摂ると血糖値が跳ね上がるので、炭水化物の量を抑えることで血糖をコントロールします。

(2)高繊維食
食物繊維は体内の老廃物を吸着し排泄を促し炭水化物の吸収を遅らせるので、血糖値の急激な変動を抑えることが出来ます。
また、おなかの中で膨らむので少ない量でも満腹感を得やすくなります。

獣医師の指導の元で与えます 糖尿病用キャットフードは「食事療法食」なので、ネコちゃんの投薬内容や病気の進行状況などを総合的にみて決める必要があります。
間違ったフード選びが症状を悪化させたり別の病気を発症する危険もありますから、必ず獣医師の処方を受けてから与えてください。

糖尿病用キャットフードを与えるときの注意事項

1.毎回食べた量をチェックする
投薬により食後の血糖値を下げる治療をしている場合、食べた量が少ないと低血糖になりますから、食事量は毎回チェックしましょう。
低血糖が起こると、意識を失い命にかかわることもあります。
あらかじめ食べないときの対処方法などは獣医師に確認しておきましょう。

2.新鮮な水を用意する
糖尿病の症状のひとつに、「多飲多尿」があります。
尿量が多くなるので、水分不足は脱水を起こしやすくなります。
いつも新鮮な水を用意して、水分補給ができる環境にしておきましょう。

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