キャットフードに含まれている糖質の量

キャットフードのパッケージには、含まれている成分が表示されています。
糖質は、炭水化物の主要な成分なので、「糖質」もしくは「炭水化物」の項目で表示されるはずですが、項目がないものがほとんどです。
それは、アメリカのペットフードの法律や基準を制定する機関であるAAFCO(アメリカ飼料検査官協会)で、炭水化物の基準がないためだと考えられます。

「ペットフードの表示に関する公正競争規約」には、炭水化物や糖質の表示方法について明記されていませんから、表示の義務もありません。
ですが、他の公開されている項目を使って計算することでおおよその炭水化物の割合はわかります。

炭水化物(%)=100―水分(%)―たんぱく質(%)―脂質(%)―灰分(%)

ネコちゃんにとって炭水化物は必要なのか

たんぱく質、脂質と並び、3大栄養素といわれている炭水化物。
人間にとっては重要な栄養素の一つですが、完全肉食動物のネコちゃんに最も必要な栄養素は、たんぱく質と脂質であり、炭水化物はあまり重要な栄養素ではありません。

ネコちゃんの体の機能

ネコちゃんの体は、小腸で炭水化物を吸収する速度を調整できません。
また、炭水化物の糖質であるデンプンは、加熱してブドウ糖に変えてからでないと消化吸収することができませんし、さまざまな食べ物の消化を助ける消化酵素である膵酵素(アミラーゼ)の量も少ないのです。
このことから、ネコちゃんにとっては、糖質はまったく必要がないとはいえないまでも、大量に摂取することは避けたい成分であることがわかります。

炭水化物を大量に食べると

炭水化物を大量に含んでいるキャットフードを食べることは、消化が苦手なネコちゃんの体にとってはとても負担が大きいです。
消化吸収できず腸内に蓄積された結果、食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器症状を引き起こすことがあります。

余分な糖質を摂取すると、中性脂肪として皮下脂肪に蓄積されるため肥満につながります。

炭水化物の表示

店頭で、キャットフードをひとつずつ手にとって炭水化物の量を計算するのは大変な作業です。
原材料欄は、使用量が多い順番に記載されていますから、ペットフード公正取引協議会より引用した次の項目が、上位に多く含まれていないか確認する方法でおおよその量を把握することができます。

とうもろこし(メイズ、コーン)、マイロ(グレーンソルガム)、小麦、大麦、玄米、エン麦(オート)等
小麦粉、パン粉、米粉、コーンフラワー、オートミール等
コーンスターチ、ポテトスターチ、タピオカ(キャッサバ)スターチ等
さつまいも、馬鈴薯、こんにゃく等
米糠、小麦ふすま、小麦胚芽、大麦糠、グルテンフィード等
砂糖、ぶどう糖(グルコース)、果糖(フラクトース)、異性化糖、オリゴ糖類、水飴、シロップ、糖蜜、蜂蜜等

トップに戻る