キャットフードで毛並みが悪くなったら

ネコちゃんの毛並みや毛艶は、食べるものに影響されます。
病気にかかっていないのに、ブラッシングをしていても毛がパサパサしているネコちゃんは、食べているキャットフードに必要な栄養素が備わっていないかもしれません。
まずは、今ネコちゃんに与えているキャットフードに含まれている栄養素を確認してみましょう。

艶やかな美しい毛並みを作る栄養素

1.たんぱく質

ネコちゃんの皮膚の角質や、艶のある被毛をつくる栄養素は、「ケラチン」というたんぱく質です。
たんぱく質は体を動かすエネルギーの源でもありますし、人に比べると5~6倍も必要なネコちゃんにとって重要な栄養素のひとつです。
そのため、キャットフードではたんぱく質が占める割合は多いのですが、品質の悪い原料を使っていると吸収・消化がうまくできません。
品質の悪いたんぱく質になる原料は、成分表の表記にチキンや牛肉など何の肉を使っているかはっきりと書かれていません。
「家禽ミール」や「肉副産物」と記載されている場合、人間の食用にはできないような内臓や骨などを使用しているため、栄養価もとても低いです。

最初から栄養価が低い上に、吸収・消化が十分にできないとなると、ネコちゃんの体内に取り込まれるたんぱく質はどれくらいの量になるのでしょう。
ネコちゃんの体重に合わせて一日の摂取量を計算して与えていても、体内ではたんぱく質が足りない状態になってしまうので、艶やかな被毛を作るところまで回らなくなってしまいます。

2.ビタミンA

ビタミンA は、たんぱく質の吸収を助けてくれる大切な栄養素です。
また、皮膚の細胞の入れ替えや皮脂の分泌に役立ち、抗酸化作用によってネコちゃんの皮膚を健康に保ちます。

3.不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸)

Ⅰオメガ3脂肪酸
魚の油に多く含まれるIPA(イコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が代表的です。
α-リノレン酸もこの仲間で、体内では合成できない脂肪酸です。
体内で合成できずに食物などから摂る必要があるこれらの脂肪酸のことを「必須脂肪酸」といいます。

オメガ3は血液をサラサラにする働きがあるので、毛先まで栄養を届けることができ、毛艶の良い健康的な被毛を作ります。
加えて、炎症を抑える働きがあるので皮膚トラブルを防ぐことができます。

Ⅱオメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸は、感染に対しての免疫力を高める効果があり、皮膚や被毛を健康に保つ働きがあります。

大豆油やコーン油など、一般的な植物油に多く含まれるリノール酸が代表的です。

ネコちゃんの必須脂肪酸にはリノール酸とアラキドン酸があります。
人や犬は体内でリノール酸からアラキドン酸を合成できるのですが、ネコちゃんは合成することができません。
そのため、アラキドン酸を含んでいる動物性脂肪を食べて摂らなければなりません。
アラキドン酸が不足することで被毛が乾燥し、パサパサの毛になります。

キャットフードを変えて変化がわかるのはいつ頃?

ネコちゃんの皮膚は21日周期で新しいものに生まれ変わりますし、被毛は3月、11月頃の換毛期に生え変わります。
また、犬や猫など動物の血液が全て入れ替わるのには3ヶ月程度かかるといわれています。

キャットフードを変えてすぐに目に見えて毛並みが良くなることはないですが、がっかりせず体の中から健康になるには時間がかかると考えてもらって、効果が出るのを楽しみに待ちましょう。

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