キャットフードは劣化するとまずくなる

1.劣化=まずい!?

キャットフードを劣化させる要因として挙げられるのが、『酸素』です。
食品の成分の多くは酸素と反応して別の物質を生成しますが、キャットフードも例外ではありません。
酸化することにより、栄養成分・色・風味が変化していきますから、まずくなるのは間違いないでしょう。

2.劣化によるにおいの変化

家庭で飼われているネコちゃんの多くは、市販されているドライのキャットフードを食べています。
それは、ドライフードが猫に必要な栄養素を備えた総合栄養食であることと、乾燥しているために長期保存が可能で、飼い主さんが管理しやすいからだと考えられます。

もともとネコちゃんは野生動物を食べていたので、人肌程度のトロッとした濃厚な液体が大好き。
カリカリした食感のものは食べる習慣がないので、ドライフードには食欲をそそるようにネコちゃん好みのにおい付けがしてあります。
総合栄養食にはネコちゃんに必要な栄養素が含まれていますが、その中でも脂質は酸化しやすく、含まれている割合が多いのでにおいはすぐに悪くなります。

缶詰やレトルトパウチのウェットフードの場合は、素材そのままの香りと味わいがあるためネコちゃんの食いつきがよいです。
しかし、水分を多く含んでいるため開封後はすぐに劣化して風味が悪くなります。

ネコちゃんは嗅覚が鋭いので、においの変化には敏感です。
そのため、劣化したキャットフードからいつもと違うにおいがした途端に関心を示さなくなることもあります。

3.劣化すればカビや雑菌が繁殖する

ネコちゃんが関心を示さなくなったフード。
変化しているのはにおいだけではないかもしれません。
劣化する要因として酸素以外の環境条件には、水分・光線・温度などがあります。
ドライフードのパッケージには、保存場所として「直射日光を避ける。
高温多湿を避ける。
」と記載されていますよね。
保存環境が適切でないと、ドライフードが水分を含んで柔らかくなりカビが生えることがあります。
腐敗もしやすい状態です。

ウェットフードは生ものなので、開封すると腐敗しやすく雑菌が繁殖することもあります。

カビが生えたり雑菌が繁殖したフードは、臭くて風味を重視するネコちゃんは嫌がって口をつけないでしょうが、万が一食べてしまった場合はおなかを壊します。

4.劣化による栄養素の変化

酸化することによって、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンのビタミンB2、B6、葉酸、ビタミンCは効果が薄くなります。
中でもビタミンBとビタミンCはネコちゃんの体内に蓄積できない栄養素のため毎日の食事から摂る必要がありますが、劣化したフードでは摂取できません。

2016年にペットケアのウォルサム研究所が発表した研究データでは、飼い猫は味よりも栄養に基づいてフードを選ぶよう学習することが明らかになっています。
品質が変化して栄養素としての役割を果たせなくなったフードには興味を示さないかもしれません。

5.キャットフードの保存には気を付けよう

ドライフードは、開封後一ヶ月以内に食べきることが推奨されています。
しかし、一ヶ月以内であっても開封したときから酸化は始まりますし、保存環境によっては数日で食べられないほど劣化することも考えられます。

ウェットフードは劣化が早いので、なるべく一日で食べきるようにしましょう。
一度封を開けてしまったら酸化が始まり、フードが腐りやすくなりますから、一回で食べきらない場合は別の容器に移し替えて冷蔵庫で保管しましょう。

ネコちゃんを飼い始めたその日から、ネコちゃんの健康管理は飼い主さんにかかっています。
フードの品質をできるだけ維持して、ネコちゃんがいつもおいしくご飯を食べられるようにしてあげましょう。

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